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【読書感想】放課後に死者は戻る 秋吉理香子

放課後に死者は戻る

病院で目が覚めると、冴えないオタクだった僕の見た目は、イケメンの姿に変わっていた。
そうだ、教室の机に入れられた手紙で呼び出され、僕は誰かに崖から突き落とされたのだった……
助けに入ったイケメンと一緒に。
退院した僕は、元いたクラスに転校生として潜入した。
一体、誰が僕を殺したのか?
僕は、僕を殺したクラスメイト探しを始める――。切なさと驚きに満ちたラストが待ち受ける、傑作長編ミステリー。 

 

切なさと驚きに満ちた~…かぁ、驚きはしなかったかな。

うーん。秋吉さんだから(?)もっとダーク(?)な結末を予想していた。

伏線回収もよかったけど、お母さんへの疑惑の件は「え?w」って感じ。

けっこう爽やか 読後感は良い話だと思う。

テーマなのか隠しテーマなのか分からないけど、人は見た目じゃなくて中身だよ!みたいなことも感じとった。

外見のせいにばっかりしてさっ!みたいなね。

あと、主人公は自分を殺した犯人を探してるというのに

ちょっと行動に慎重さが足りないというか…そんな実家に近づいたりしないだろ。

正体を隠すべきなのに、死ぬ前の鉄道好きっぷりをあんなに公開しないだろうし…

そのあたりの孤立した吉雄への気遣いが謎。犯人探しが第一じゃないのか。

 

秋吉さんの作品が好きなら読んでもいいと思うけど

あまりお薦めではないかな。

 

 

【読書感想】自殺予定日 秋吉理香子

自殺予定日

美しく逞しい継母が父を殺した。女子高生の瑠璃はそう確信していたが、証拠はなく警察も信じてくれない。あんな女と一緒に暮らすなんて耐えられない、わたしはお父さんの元に行く。瑠璃は自殺の名所として知られる森に出向くが、“幽霊"の裕章と出会う。彼は瑠璃に自殺を思いとどまらせ、継母が殺した証拠を見つけようと提案する。見つからなければその時死ねばいいと。今日から一週間後。それが瑠璃の自殺予定日となった――。疑念と嘘で絡み合う母娘が迎える結末は?! 

 

う~ん、タイトルが良すぎるだろ!と期待して読み始めた。

今まで読んだ秋吉さんの作品と比べると、軽い…爽やか…。

けっこう早く?結末が「あ~そうだったのね、たしかに読み返してみるとそうだわ…」と明らかになり…

しかし、まだこんなにページあるけど…?って思って読み進めたら

もうひとつオチがあって!!それは、微笑ましい!というか、良いじゃん!となった!

 

スラスラ読めるし、出てくるお料理も美味しそうだし

読んでよかったとは思うかな。

 

 

【読書感想】聖母 秋吉理香子

聖母

東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。
事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘は無事だろうか、と不安に陥る。
警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。
娘を守るため、母がとった行動とは。 

どんな話か知らないまま読み始めたので、不妊症治療の話?子育ての話?

金原ひとみマザーズ (新潮文庫)みたいな話かと思った。

う~ん…ここまで、不妊の話かく必要あるか?と、正直思ったけど

ぁあ、これだけのことがあったから この"狂気"か!と納得した!かく必要あるわ。

人々の繋がり方も面白いし、刑事二人もよかったな。

この刑事たちで別の物語とかないのかなー?っ、てそういう作者さんではないか。

そして、叙述トリックに気が付かなかったw読書慣れしてる人は気が付くらしいw

あ~…今度から集中しよう!w

かなり面白い!好きだ!と思った本だけど、殺害方法がリアルでけっこう怖いので

あまりおすすめではない…。読後感が悪い小説に分類されると思う。

 

ここからネタバレ🐻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

う~ん…真琴が女だったなんてー。

作者がしっかりとかいた、物語中盤(の後半?)まで全く気が付かなかった。

男女、どちらもありえる名前と剣道部という部活と背が高くてショートカットというところ(髪型のことはかいてあったっけ)男っぽい言葉遣いと…

あと、科学の授業への取り組み方とか理系が得意…という点と女子高生に告白されるというシーン…。完全に騙された。

不妊症治療のお母さんが真琴のお母さんで!薫のお母さんが真琴!っていうのも

なかなか面白いと思った。

しかし、強引な母に押されたとはいえ 望んでない子供を産んだりなんかするのだろうか…。

ラストも…不気味だったな。

逮捕されたのか、されてないのか…わからない感じで終わるという。

こういう終わり方好きだけど!

防具袋?がたぶん、証拠?か何かになるとは思うんだけど

真琴にしては迂闊というか…あんな商店街だなんて、すぐバレてしまいそうなのにね。

おわり。

 

 

 

【読書感想】絶対正義 秋吉理香子

絶対正義

人の女たちに届いた『思い出の会』への招待状。
差出人は、5年前に殺したはずのあの女――。

正義のモンスター。
あんな女、本当は大嫌いだった。

範子はいつでも礼儀正しく、一つの間違いも犯さず、また決して罪を許さない。
なにより正義を愛していた。和樹は、痴漢から助けてもらった。由美子は、
働かない夫を説得してもらった。理穂は、無実の罪を証明してもらった。
麗香は、ピンチを救われチャンスを手にした。彼女たちは大いに感謝し、そして、
のちに範子を殺した。
しかし、死んだはずの範子から招待されたパーティで、四人が見たものとは――? 

 

暗黒女子を読んで、興味持った秋吉理香子さん。

絶対正義!けっこう面白かった!好き!

読みやすくて二日で読んでしまった…。

4人の女性目線で物語が進んでいくので、飽きないで読みやすいと思う。

その・・・問題の範子さん!は、こんな人いないよ!!って思うけど

まぁ、そこは作り話なので無視してということで・・・。

友達同士のお金の賭け事(数百円!)に、それは賭博罪よ!

退職した会社のボールペン(備品)をそのまま使っていたらそれは横領!!!と本気で通報しようとしてくる。

これくらいいいじゃん・・・みんなやってるじゃん・・・みたいなことも全て通報しようとする!

他にも色々あって、よく思いつくな~と思った。

 

オチも、びっくり!!って感じではないけど

その「正義」の快感?みたいなのが、引き継がれていくわけで・・・

範子もまさか、そうだったの?としっかり書かれていないけど

想像でわかって、ちょっと怖いなと思うこともあったり。

 

久々に、面白い本だな!と思った。